東広島郷土史研究会専門グループ: 賀茂泉酒造の鏝絵が出来るまで。

賀茂泉酒造の鏝絵が出来るまで。

東広島市西条町上市　賀茂泉酒造の蔵の妻壁に恵比寿、大黒の鏝絵が完成しました。
旧山陽道松子山の籠松（参勤交代の籠がおろされ松の木の下で休憩をしたということから籠松と呼ばれた。）で造られた、門の東側の蔵の外壁に造られた。
（鏝絵（こてえ）とは、左官職人が漆喰の壁にその家の商売繁盛や子孫繁栄、火災よけを願い漆喰などを盛り上げて塗りあげたもの）
工事期間　平成３１年（２０１９）２月

平成３１年１月３１日

着工前の現場です。

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１日

現場に足場が掛けられました。

写真　岡下さん撮影

近くで見ると漆喰の損傷がはっきりと解ります。

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月２日

下地となる漆喰が落ちると

鏝絵が剥落する原因となるので

漆喰の修理が次々と行われて

剥落の原因と解り

全て剥がし下塗りの土壁の修理から

始めました。

写真　岡下さん撮影

落とせるもの落としました。

写真　岡下さん撮影

籠松の門も修復されていました。

一枚で扉一枚の板です。

大きな松ノ木だったんですね。

平成３１年２月４日

すっかりと下地となる漆喰が落されていました。

作業を紹介する看板を掛けてあります。

鏝絵（こてえ）を紹介する
英文の看板もかけてあります。

平成３１年２月１２日

妻壁を塗るにあたり

塗り直さない壁と角で縁が切れるため

漆喰で竹をつくりました。

写真　岡下さん撮影

枝が生えてる部分を施工

写真　岡下さん撮影

竹の向きが上下違っていたので修正

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１３日

妻壁の下地を補修

写真　岡下さん撮影

漆喰を妻壁に上塗り

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１４日

角部分の竹を仕上げ

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１４日下絵をデザイナーさんたちが

書き上げます。

平成３１年２月１４日下絵をデザイナーさんたちが

仕上げていきます。

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１７日

大黒天から漆喰の下塗りをします。

平成３１年２月１８日

大黒天の衣装を下塗りをします。

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月１９日

大黒天の衣装を中塗りをします。

俵の細かい細工をします。

写真　岡下さん撮影

成３１年２月２０日

大黒天の衣装靴の細かい塗りをします。

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月２１日大黒天も乾いてきました。

平成３１年２月２２日

岡下さんの弟子のフランス人のヴァン君もお手伝い

ヴァン君登場、鏝絵は楽しいそうですよ。

岡下さんのFBより

写真　岡下さん撮影

あんな鏝や、こんな鏝、指すとこあってちょうど良い。

岡下さんのFBより　写真　岡下さん撮影

写真　岡下さん撮影

鏝絵と言いますが実は鏝を使わない場合もあります、

米俵はストローで藁の質感を、色んな物を利用するために

100均でうろうろ物色してます。

岡下さんのFBより　写真　岡下さん撮影

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月２３日

写真　岡下さん撮影

本日は土佐漆喰の本場高知より鏝絵の師匠である松本さんがはるばる広島まで来て頂き貴重な勉強をさせて頂きましてありがとうございました、ヴァン君も２日間にわたり雲の鏝絵と戦い続けお疲れさまでした、今日の教訓を胸にまた引き続き頑張ります。
岡下さんのFBより　写真　岡下さん撮影

写真　岡下さん撮影

師匠弟子　3代で仲良くそいろって

平成３１年２月２３日
顔って、ほんと難しい、少しのラインでも表情がガラリと変わります。
岡下さんFBより
写真　岡下さん撮影

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月２７日

写真　岡下さん撮影

大黒さん、ほぼ出来上がりましたよ。ヴァン君は雲担当。
写真　岡下さん撮影

写真　岡下さん撮影

平成３１年２月２３日
　恵比寿顔、出来ました、顔は超難しいです。
今日は近場の鏝絵師さんの萩原さんが訪ねて来られました、25年位前から鏝絵を拝見し、いつか会いたいと思ってた方で、やっと会う事が出来ました、さすがに鏝絵をされてるだけあって会話が共通で、これからは団結し鏝絵を広めて行こうと次回は鏝絵話しで飲み明かす約束をいたしました、嬉しい出会いです。
岡下さんFBより

写真　岡下さん撮影