2020年6月11日木曜日

登録有形文化財の金原家住宅


西条地歴ウォークに掲載されていた明治天皇銅像を探して
銅像の裏手に立派な建物があるのを発見しましたが
敷地内は藪のようになっているが、立派な建物で
何だろうと思って東広島郷土史研究会の会員に
聞いたり教育委員会に問い合わせてもらったところ
国登録有形文化財の
金原住宅であることが判明しました。
登録された時点で会員からは発表はあったのですが
何処にあるか行ってみなくて、どうやら
移築されたものだという事でガテンしました。
登録されていたのは母屋、離れ、門の三点でした。
私有財産なので公表を控えていましたが
国のデータベースにも写真など概要が掲載されているので
公表いたしました。
大正期のもので平成9年にこの地に移築されたものです。

西条地歴ウォーク

気にかかった明治天皇銅像

現地を探し当てた明治天皇銅像


なにやら凝った造りが見える

玄関と思われる庇がアールの付いた軒唐破風(のきからはふ)付の入母屋造玄関

 これは尋常な建物ではないかと思い。会員に問い合わせたところ、金原家住宅であり
登録文化財でありました。

私有地なので勝手に入って見る事はできません、見えるとすれば道路からです。

登録されていたものは文化財登録の写真からすると凄いものですね。
広島県の文化財ホームページから勝手に拝借した写真 
なんと凄く立派な建物です。

玄関庇は入母屋にさらに軒唐破風の玄関
文化庁 登録文化財等データベースから勝手に拝借

離れも登録有形文化財 火頭窓などついています
文化庁 登録文化財等データベースから勝手に拝借
これはデータベースには写真が無かったのですが
門も登録されています。

住宅 の門です
写真は国文化財オンラインの写真を勝手に拝借しました。

詳しいデータや外観写真はつぎのところに書いてありましたので
リンク先でご覧ください。

広島県 母屋 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-300011246.html
広島県 離れ https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-300011247.html

広島県 門  https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-300011248.html

国 母屋 https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00009376

国 離れ https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/277910

国 門  https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/230451

2020年6月7日日曜日

令和2(2020)年6月東広島郷土史研究会ニュースNo.550号を掲載しました。

令和2(2020)年6月.

東広島郷土史研究会ニュースNo.550号

待たれる通常開催できる日 例会は6月も中止、7月開催目指す。
『西条地歴ウォーク』出版、遂に発見!新城 天野別府様の城
新城山城 現地調査探訪記、河内町と川上(八本松町)地域伝える冊子相次ぎ刊行。
グループ研究会ご案内
第245回 古文書研究会 6月16日(火)13:30~ 市民協働センター 社叢法和解独弁③
第174回 巨樹・植物研究会 中止
第143回 石造物研究会 中止
第140回 四日市町並研究会 6月8日(月)13:30~東広島郷土史研究会事務所(コジマヤ)
第49回 山城探訪会 7月実施予定 6月10日コース下見 7月8日(木)本番
第68回 原爆資料保存研究会 6月18日(木)14:30~ 市民協働センター
地域研究活動 各地域休止
※画像をクリックすると大きくなります。





2020年6月6日土曜日

三浦仙三郎著 改醸法実践録を読む 第一回

令和2年6月6日(土)14:00~
東広島市市民文化センター アザレアホールにおいて
三浦仙三郎著 改醸法実践録を読む 第一回がおこなわれました。
主催:東広島市立中央図書館
講師:広島杜氏組合長 石川達也さん

「広島の酒の父」三浦仙三郎の著書
「改醸法実践録」の復刻版を出版され
その内容を石川さんの読み下しによって学ぶ講座です。

「改醸法実践録」は現在のところ国立国会図書館に1冊現存するのみで
原稿は安芸津の今田酒造さんが所有されているそうです。
国会図書館の収蔵本はデジタルコレクションとして公開されていますが
良い状態で本にしたいという希望から、図書館にスキャナーを持ち込んで
読み取り、復刻版として出版されました。

この「改醸法実践録」を通じ三浦仙三郎の酒造にたいする信念や心をよみとれたらとおもいます。
当時はまだ酒造は閉鎖的で杜氏の感と経験に頼る作業ですが、三浦仙三郎はその実践からの研究結果を惜しげもなく「改醸法実践録」として公開された事はすごいことだと思います。
講座は別会場で第二回 第三回と続けられます。

改醸法実践録 復刻版
装丁の紙は平和公園の折鶴を再生したものです。

三浦仙三郎さん

石川達也さん

アザレアホールは広い会場で机代わりに譜面台を利用し参加者を
密にしないよう配慮されました。参加者が少ないわけではありません。
三浦仙三郎の講座を受講する前に安芸津の三浦仙三郎の墓のある蓮光寺に行ってきました。榊山神社には三浦仙三郎の銅像が建立され、第二次大戦で、一旦供出されていますが、全く同じものを建立されています。
三浦仙三郎翁之碑

三浦仙三郎夫妻の墓

記念碑の.足元には三浦仙三郎翁の功績が




三浦仙三郎 花心の奉納甕


三浦仙三郎記念館と3安芸津町郷土郷土資料館が
入る建物 安芸津町図書館の奥にある建物


三浦仙三郎の銅像の原型が残っていたため復刻できたそうです。
榊山神社と全く同じ像が記念館にあります。

三浦仙三郎


酒を搾る酒槽・酒船(さかふね) 

醸造 木桶