2016年10月30日日曜日

第3回志和会開催

第3回の志和会開催

参加者/天野会長、蔵楽事務局長他 高屋、八本松、西条から1名づつ、志和の会員が6名、西志和自治協より2名の、13名

集合場所/西志和コミュニティハウス
日時/10月30日13時30分~15時00分。
西志和コミュニティハウス



内容
1.吉本会長より、古墳の所在地をプロットした資料配布、次回この古墳を探すこととする。

2.その前に一度下見も必要ではないかとのことで、詳しい今田さんとスケジュールを調整すること。

3.郷土史会会員でもある、光源寺住職堀隆史氏より、光源寺の歴史についてお話し頂く。
  古文書をもとに、寺の本堂、庫裏がいつ頃出来たかなど。

  江戸時代の宗門改め、庶民の旅の手形はお寺で発行していたなど興味深い話であった。
  過去帳は宝永年間(1704年)からあるそうです。しかし今は個人情報などがあり閲覧は、難しくなっているとの話であった。



光源寺の歴史

  生城山と号す、行基菩薩の弟子円空が724年創建

  真言宗だったのを、室町時代初期に真宗に改宗、当代で43代目。
  29世(真宗で7世)は石山合戦(今は大阪合戦という)で討ち死にされた。

   珍しい物として、葬儀に行くとき使用の駕籠がある。痛みが激しかったものを修復。
  駕籠をおく置き石なるもがあり、何かの時に3つに割れたとか。

  生城山の山号の額は、庄屋黒川家の娘さんが9歳とき書いたもの。
  この天才少女は13歳で亡くなったそうです。

約一時間の話のあと質疑応答があり3時15分に終了した。


  記/國永

2016年10月23日日曜日

2016年10月例会 黒瀬町歴史散歩

東広島郷土史研究会10月例会

黒瀬町の臨地研修 平成28年10月22日(土)

集合:鏡山城公園第二駐車場

黒瀬郷土史研究会の皆様に各地域で案内していただき感謝申し上げます。
黒瀬生涯学習センターで発会式、概要説明

黒瀬生涯学習センター





1.樋之上八幡神社の縣仏



樋之上八幡神社





懸佛 神社の鏡に、仏様が現れているという
神仏習合の時期のものです。






2.石風呂 兼澤

自然石の間に石を積み、男女に解れた部屋があった。
遠く離れた海から海水を運んできたという。
農作業の疲れをいやす目的で設けられたという。







3.西福寺 
黒瀬の西福寺に、宇都宮黙霖のお父さんが生まれた寺です。
素晴らしい襖絵があります。


西福寺


「孔雀と芭蕉」左

「孔雀と芭蕉」 右

「玄行西城行」



内畠曉園が描いた西福寺の襖絵「孔雀と芭蕉」「玄行西城行」


4.慶雲寺
慶雲寺本堂


参加者で記念写真



住職さんの楽しい高座をお聴きいたしました。


内陣

阿弥陀如来

観音堂の観音菩薩立像が居られる厨子が素晴らしい
観音堂厨子と観音立像

聖徳太子
5..宗近 五神社

五神社




五体の神像がある


五体の神像にはそれぞれ仏様の名前もついているという
神仏習合の時代の木造である。


木製狛犬

木製狛犬









2016年10月2日日曜日

石造物研究会出版の本がデジタルアーカイブに登録されました。

東広島市立中央図書館東広島郷土史研究会 石造物研究会出版の
「東広島市の石造物」を、ADEAC:デジタルアーカイブシステム に、登録されました。


平成28年10月1日13:30から、東広島市立中央図書館でADEAC:デジタルアーカイブシステム を使った、記念講演会とADEACの説明が行われました。




これまで有った画像を登録しただけのデジタルアーカイブとは違い、軽くそして高詳細な画像、デジタルテキストデータに変換してラップされる古文書、刀剣類や障壁画や屏風など実に細かい部分まで詳細にみられるというシステムです。
館長より実物の本を手に持って説明がありました。

講義室はいっぱいの方が集まってこられました。




地図のデータに画像をリンクするなど、本の収蔵ではなく新しい展開が見えてくるシステムでした。




東広島市において郷土史研究会の「東広島市の石造物」が登録第一号となり、石造物について、井東茂夫講師、石造物の撮影の仕方を船越雄治講師がおこないました。



このADEACのシステムは全国の図書館などからリンクされデータが蓄積されています。
五輪塔についての説明

盃状穴の分布図

盃状穴の穿たれている神社の手洗鉢です。

東広島市立図書館のデジタルアーカイブへの導入ページ
船越雄治講師より、石造物の写真をとるコツを解説されました。





ADEACの運営会社よりシステムについての解説がありました。






これまでの画像データ登録だけでなく、古文書と活字データのラップによる表現や、マップをリンクして現在の地点と過去をくらべるとかいろんな活用方法があるという説明。
※写真撮影は図書館の許可を頂いて撮影し掲載しています。
※ADEACのシステムについては直接運営会社へお問い合わせください。