2020年7月1日水曜日

塔には成れなかった防府天満宮 春風楼

萩藩主10代毛利斎熙(もうり なりひろ)が文政5年(1822)に五重の塔の建設を始めましたが、資金調達中、天保二年(一八三一)不慮の支障に遭い一時中止で建設を中止しました。現在、春風楼の床下には中止したときの五重塔の組物が使われています。
その後再開するも幕末の混乱の中進展せず、防府天満宮は五輪塔建設を断念、着工当時の塔の一階部分、楼閣様式の建物に変更されたそうです。明治6年(1873)に完成。 【登録有形文化財】2019.5.16 春の臨地研修記録から
春風楼(古くは通夜堂・参籠所・お籠堂とも)






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