2020年6月6日土曜日

三浦仙三郎著 改醸法実践録を読む 第一回

令和2年6月6日(土)14:00~
東広島市市民文化センター アザレアホールにおいて
三浦仙三郎著 改醸法実践録を読む 第一回がおこなわれました。
主催:東広島市立中央図書館
講師:広島杜氏組合長 石川達也さん

「広島の酒の父」三浦仙三郎の著書
「改醸法実践録」の復刻版を出版され
その内容を石川さんの読み下しによって学ぶ講座です。

「改醸法実践録」は現在のところ国立国会図書館に1冊現存するのみで
原稿は安芸津の今田酒造さんが所有されているそうです。
国会図書館の収蔵本はデジタルコレクションとして公開されていますが
良い状態で本にしたいという希望から、図書館にスキャナーを持ち込んで
読み取り、復刻版として出版されました。

この「改醸法実践録」を通じ三浦仙三郎の酒造にたいする信念や心をよみとれたらとおもいます。
当時はまだ酒造は閉鎖的で杜氏の感と経験に頼る作業ですが、三浦仙三郎はその実践からの研究結果を惜しげもなく「改醸法実践録」として公開された事はすごいことだと思います。
講座は別会場で第二回 第三回と続けられます。

改醸法実践録 復刻版
装丁の紙は平和公園の折鶴を再生したものです。

三浦仙三郎さん

石川達也さん

アザレアホールは広い会場で机代わりに譜面台を利用し参加者を
密にしないよう配慮されました。参加者が少ないわけではありません。
三浦仙三郎の講座を受講する前に安芸津の三浦仙三郎の墓のある蓮光寺に行ってきました。榊山神社には三浦仙三郎の銅像が建立され、第二次大戦で、一旦供出されていますが、全く同じものを建立されています。
三浦仙三郎翁之碑

三浦仙三郎夫妻の墓

記念碑の.足元には三浦仙三郎翁の功績が




三浦仙三郎 花心の奉納甕


三浦仙三郎記念館と3安芸津町郷土郷土資料館が
入る建物 安芸津町図書館の奥にある建物


三浦仙三郎の銅像の原型が残っていたため復刻できたそうです。
榊山神社と全く同じ像が記念館にあります。

三浦仙三郎


酒を搾る酒槽・酒船(さかふね) 

醸造 木桶

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